KKB鹿児島放送の番組審議会は、鹿児島市立美術館館長の楠元香代子さんを委員長に県内の有識者7人で構成され、放送番組の向上と適正化を目指して意見を交わしています。
今回は、自社制作番組「ぷらナビ+ゴールデンSP〜ヨネダ2000と鹿児島市天文館をぷらっと!〜」について審議しました。主な内容は次のとおりです。
審議番組
「ぷらナビ+ゴールデンSP〜ヨネダ2000と鹿児島市天文館をぷらっと!〜」
[令和7年3月12日(水)放送]
- ヨネダ2000は、凝った奇想天外な芸風だと思っているが、番組でもところどころに意外性を発揮していて面白かった。それでいて店についてのコメントも大きく外れることなく、全体的にほのぼのとした番組だと感じた。
- ヨネダ2000の二人が番組にまじめに取り組もうとしている姿勢が伝わってきた。キンボシとの息もぴったりあっていて、番組の流れもスムーズだった。お笑い芸人の番組はつまらない番組だけではないことを教えてくれた番組でもあった。
- 「ゴールデンSP」ということで、お笑い芸人が二組いて、中だるみすることなく最後まで楽しく見ることができた。
- 飛び込みで取材交渉して、それぞれの店の由来や創業以来の経緯、エピソードが、芸人トークの交互に織り交ぜて良い具合に入っていた。
- ヨネダ2000は知らなかったが、お土産のチョイスも良く、締めも良かった。
- 初めて鹿児島を訪れる芸人さんということで、どんなコメントをもらえるのか期待していたが、引き出せていなかった。
- お土産を選ぶ場面も見たかったし、鹿児島の魅力がどう見えるのか、お笑いの方々がどんなコメントで表現されるのかも見たいと思った。
- お土産の屋久杉の七福神と薩摩つげ櫛の説明についてスタジオででもコメントが欲しかった。
- 番組のターゲットが鹿児島県民なのか、TVerでの放送を意識した県外の人なのか中途半端に感じた。後者であれば、ヨネダ2000の起用で番組を見てもらい、ロケ地の天文館を知って、鹿児島に来てもらうことにつなげる作戦もありだが、鹿児島県民がメインターゲットであれば、キンボシの二人だけで地方の店も紹介でき、行ったことのない場所を知る街ぶらのコンセプトにかなったのではないか。
- 街ぶらの最初のほうで、後ろからのカメラワークが目立ったのが気になった。
- ヨネダ2000の二人に濃い色のトレーナーを渡していたが、若い二人がやってきて、これから楽しい時間が始まるのだから、色彩的に明るい色を使うと期待感や華やかさとかが出たのではないか。