夜のはじめ頃にかけて「線状降水帯」発生のおそれ 鹿児島県 土砂災害などに厳重警戒を
奄美地方を除く県内では夜のはじめ頃にかけて線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、県内では大気の状態が非常に不安定となっています。
9日午後5時までの降り始めからの雨量は指宿で318ミリ、鹿屋市吉ケ別府で241.5ミリなどとなっています。
県内では夜のはじめ頃にかけて線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
現在、土砂災害警戒情報が指宿市と錦江町、南大隅町に出されています。
そのほか、大雨・洪水警報が指宿市と南九州市に、大雨警報が鹿児島市や鹿屋市、垂水市などに出されていて、鹿児島市と指宿市、日置市に警戒レベル3の高齢者等避難が発令されています。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。
なお、大雨の影響でJR在来線は指宿枕崎線の喜入ー枕崎間が終日、運転中止になったほか、肥薩線・日豊線・吉都線で遅れが生じています。