不祥事相次ぐ鹿児島県警 県公安委員会の後任にMisumiグループの岡恒憲CEOを提案 


県警を管理する県公安委員会の後任1人について、県はMisumiグループの岡恒憲最高経営責任者をあてる人事案を提案し、9日の県議会で経緯などを説明しました。

岡さんは岡山県出身の70歳で、Misumiに入社後、専務や社長を歴任し、現在はグループの最高経営責任者を務めています。

県公安委員会の委員の選任については、これまで県警が提出したリストから県が選んだうえで議会に同意を求めていましたが、相次ぐ県警の不祥事を受け、「従来の選出方法では県民の疑念を招きかねない」として、県が主体的に関与する形に改めました。

【塩田知事】
「県警察における一連の不祥事への再発防止対策についても、他の委員とともにその推進状況を管理し、県警察の一日も早い、県民の信頼回復に貢献されると考えております。」

知事は県の審議会や業界団体の役員などおよそ100人から岡さんを選出したと説明。一方、県議からは次のような指摘もありました。

【県民連合 前野県議】
「議会として一枚紙で判断するのではなくて、直接本人から話を聞くような機会も必要なのではないか。」

今月26日の閉会本会議で人事案の採決を行う予定です。

 
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