指宿市では観測史上最大の大雨 今年初の線状降水帯が発生 鹿児島


梅雨前線の影響で、鹿児島県内では9日夜、全国で今年初めてとなる線状降水帯が発生しました。

気象庁は9日午後7時すぎ、大隅地方を中心に線状降水帯が発生したと発表しました。
線状降水帯の発生は今年に入って全国初、県内では去年11月以来です。

肝付町では9日夜、1時間に69.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。
また、指宿市では9日、1日の降水量が345.5ミリと、観測史上最大を記録しています。

一夜明け、鹿屋市では道路や住宅に流れ込んだ土砂を撤去する作業に追われていました。
住民は「朝起きたら、こんな状態だった。びっくり。(土砂で)歩けなかった。」などと語りました。

薩摩・大隅地方では引き続き、11日夜遅くにかけて非常に激しい雨が降り警報級の大雨となる所があるでしょう。
これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。

なお、大雨の影響でJRの在来線では、10日午前11時半現在、指宿枕崎線の喜入ー枕崎間で運転を見合わせています。

 
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