鹿児島市・トラックターミナル食堂 毎日米50kg使う飲食店 古米の味は?
すでに取り入れている飲食店で実際にそのお米の味と店が抱える悩みを取材しました。
鹿児島市にあるトラックターミナル食堂。
物流の拠点になるこの場所には運送業者ら毎日多くの人が訪れます。
男性の利用客が多いということもあって、メニューはどれもボリューム満点!
ご飯もこのボリューム、安定しない米の価格についてオーナーにきくと…
(トラックターミナル食堂 山口 健二 オーナー)
「お米の価格というのが一番こたえてる。毎日50kg使うもんだから。そこがもう倍くらいの値段だから一番大変」
店が使う米の量は1日なんと50kg。
「午後からも頑張ってほしい」という思いから量にはこだわって提供しているそうですが、こんな葛藤があるようです。
(トラックターミナル食堂 山口 健二 オーナー)
「減らすわけにもいかない。うちはこれで売ってるから量はそのまま。でも毎日来るお客さんも多い。なかなかまだ値上げには踏み切れない」
店で使われているのは新米と2023年産の古米を混ぜたブレンド米。
「味は悪くない」と自信を持ちます。
『名物桜島カレー』を実際に記者も試食しました。
北記者
「備蓄米が混ざっていると聞いて食べても、正直分からない。カレーのルー混ざっているのもあって、普段の食べ慣れたお米と比べても何も変わらない。おいしく食べられる」
食べていたお客さんも。
(利用客)
「これ備蓄米なんですか?全然、何の変わりもなくおいしい」
(利用客)
「少しパサつきがあるくらいで変わらない。普通に食べられる。ご飯はご飯」
先行きが分からない米の価格に不安を持ちながらも今後についてお店はこう願っています。
(トラックターミナル食堂 山口 健二 オーナー)
「(お米は)日本人の主食で欠かせない。安定的に供給してほしい」