昨夜 線状降水帯発生 一夜明け 被害の状況は
梅雨前線の影響で、県内は9日、線状降水帯が発生するなど各地で大雨となりました。
一夜明け、被害の状況が明らかになってきています。
大雨となった9日、大隅地方を中心に全国で今年初めてとなる線状降水帯が発生しました。
一夜明けたけさ鹿屋市では道路や住宅に土砂が流れ込み、朝から撤去作業に追われていました。
(住民)
「けさ起きたらもうこんな状態だった。びっくり。(土砂で)歩けなかった」
9日、1日の降水量が観測史上最大を記録した指宿市。
一夜明け、住宅や道路が浸水した地域では。
(住民)
「ここまできたのかな。全部ホースで流して。流されたものがないかなとまわっていた」
(大牟禮園芸 大牟禮 秀人代表取締役)
「泥が付着して菌が着いちゃうと、色が黒っぽくなってる。これはこのまま病気になっちゃう」
観葉植物およそ50種類を栽培し、関東などに販売しているこちらの園芸店は、今が出荷のピークでした。
(大牟禮園芸 大牟禮秀人代表取締役)
「やっぱり異常。去年ぐらいから浸かる頻度が増えているような気がする」
およそ2割の植物は販売が難しいと言います。
(大牟禮園芸 大牟禮秀人代表取締役)
「冬は温泉を使って暖めている。暖房設備が取れるのはここしかないので、ここから移動は難しい。長い目で見れば我慢して続けていかないといけないのかな」
なお、大雨の影響で運転の見合わせが続いていたJR指宿枕崎線は運転を再開しています。
肥薩線の全線、日豊線の一部の区間では運転の見合わせが続いています。