【80年】戦争と復興の写真展 市街地変遷 鹿児島県


 今年は戦後80年、そして鹿児島市平和都市宣言から35年の節目の年です。鹿児島市は毎年この時期に写真展を開いていて、戦後の復興の記録や市民から寄せられた戦災資料など約30点が展示されています。

 こちらは終戦から4年後の写真。甲南高校から、当時の西鹿児島駅方向を望む一枚です。復興に向けた工事が行われていました。

●長友アナウンサー・リポート
 「時を経て今、街の様子も一変しています。最近では、鹿児島中央駅近くで再開発も進み、ビルやマンションなど高い建物も多く見られます」

 こちらは終戦から3年後の市役所前。その後、街路計画が進められ…

 80年後の今は、みなと大通り公園の先に桜島を望む景色が広がっています。

 終戦から約4年後の山形屋から大門口方向。南林寺町に抜ける道路はまだ開通していません。

 80年後の今は都市景観が形成され、交通網が発展しています。会場では街の復興の道のりが見える一方で、ふるさとから出征し、戦地で帰らぬ人となった若者たちも多くいたことを偲ばせる貴重な資料も展示されています。

 写真展は、今月29日まで鹿児島市のサンエールかごしまで開かれています。

 
「KKBみんながカメラマン」