口永良部島 噴火警戒レベル3(入山規制)に 86人居住…火山活動高まる
屋久島町の口永良部島で火山活動が高まっているとして気象台は昨夜、噴火警戒レベルを3の入山規制に引き上げました。
口永良部島では古岳付近の浅い所を震源とする火山性地震が11日までの10日間で140回発生しています。
気象台は火山活動が高まっているとして、昨夜、噴火警戒レベルを3の入山規制に引き上げました。
レベル3への引き上げは去年10月以来です。
気象台は、火口から約2キロの範囲で大きな噴石と火砕流に警戒を呼びかけています。
さらに、10年前の爆発的噴火で火砕流が及んだ向江浜地区から新岳の南西にかけては火砕流に警戒を呼びかけています。
島には5月時点で本村と湯向の2つの地区に合わせて86人が住んでいます。
新岳・古岳の2つの火口から3キロほどしか離れておらず、火砕流の危険が及ぶ恐れもあります。
こうした事情から、県は昨夜、災害警戒本部を設置しました。
気象台は調査班を派遣し、熱や火山ガスの量などを詳しく調べています。