「法令順守の意識が低く適格性がない」広瀬川漁協への補助金を県が停止 増殖の義務怠り…漁協は橋の工事妨害でも改善命令受ける


魚を増やす義務を怠っているとして、県は出水市の広瀬川漁協に対し年間およそ90万円の補助金を停止することを決めました。

県によりますと出水市の広瀬川漁協は2017年度から2023年度にかけて漁業権を持つ米之津川で魚を増やす義務があるにも関わらず、増殖につながる稚魚の放流を行わなかったといいます。
これを受けて県は外来種の駆除費用などとしてこれまで補助していた毎年90万円程度を今年度は停止することに決めました。

県水産振興課の田中敏博課長は漁協について「法令順守の意識が低く補助する団体として適格性がない」などとコメントしています。

来年度の補助は未定としていますが、漁協が増殖の義務を果たせば 補助を再開する予定です。

広瀬川漁協をめぐっては今回の問題のほかにも理事が肥薩おれんじ鉄道の橋の工事を妨害したなどとして出水市が抜本的な組織の改善策を提出するよう命じています。

 
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