国内初の日米比合同訓練 ヘリコプターでの救助も 鹿児島
日本、アメリカ、フィリピンの海上保安機関による国内初の合同訓練が鹿児島湾で行われました。
●北リポート
「アメリカとフィリピンの巡視船がここ鹿児島湾に集まりました。3ヵ国の連携強化に向けた訓練が行われます」
海上保安庁がアメリカ、フィリピンの沿岸警備隊と行った訓練は、国家を超えた連携・協力体制の向上を目的としたものです。
公海で貨物船と漁船が衝突したという想定で行われました。
海上では漁船から転落した乗組員に見立てた人形の引き揚げや、アメリカの巡視船から離陸した無人航空機による捜索も実践されました。
このほか、海上保安庁のヘリコプターによる救出作業も。
●北リポート
「いま、海上保安庁の職員によって要救助者が抱きかかえられるようにして引き揚げられました」
訓練の最後には、船舶火災を想定した巡視船3隻による放水も行われました。
● 第10管区海上保安本部 津村直文 警備救難部長
「相互理解と信頼の醸成を促進できた。今回まさに顔の見える関係になったと思う現場においてさらに適切に海難救助をできるようになったと思う」
海上保安庁は「自由で開かれたインド太平洋の実現」に向けて3ヵ国以外ともさらに連携を図るとしています。